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グラスウールは、高温多湿の日本では断熱材としては向かないケースも

グラスウールの歴史は古い。断熱材、防音材として使われる。

グラスウールとは、長さの短いガラス繊維でできた綿状の素材のことで、断熱材、防音材として建築物によく使われるもののことです。
ガラス繊維とも呼ばれます。
そのルーツを歴史的にみてみると非常に古く、紀元前2000年頃の遺跡から出土したガラス工芸品の装飾部分に使われていたという報告があります。
日本では大正時代に工業への応用に関する研究が盛んに行われるようになりました。

グラスウールの欠点は湿度調整が苦手。処分方法も注意が必要。

グラスウールは非常に安価で、加工しやすいという性質という2つの利点から、日本でも断熱材として建築物によく用いられています。
しかし、水を吸収しやすく湿度調節が苦手だという欠点があります。
また同様の理由で、壁内に結露が発生すると、壁内部に施されたグラスウールが結露を吸収してダニやカビ発生の原因となることがあります。
ダニやカビの大量発生は、人体に悪影響を及ぼすだけでなく、建物そのものの寿命を短くすることにもつながります。
日本の建物解体の現場では、内部結露のために黒くカビたガラス繊維の断熱材を大変よく見かけます。
高温多湿の日本では、グラスウールは断熱材としては向かない素材なのです。
また細かい繊維とはいえガラスには変わりありませんので、グラスウールの粉塵を長期間にわたって吸入していると、呼吸器系の疾患につながる恐れもあります。

またグラスウールを廃棄する際には、安定型産業廃棄物のガラスくずとして適切に処理されなければならず、主に埋め立て処分されます。


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Published in マンションの選び方